« 2006年04月 | メイン | 2006年06月 »

2006年05月31日

女性専用外来

女性専用(専門)外来というのをご存知ですか?

自覚症状がありながら「男性のお医者さんに相談しづらくて。」と、受診を遅らせてしまうケースは少なくありません。そんな女性への配慮から、「女性専用(専門)外来」を設ける総合病院などが増えてきました。




(C)ホスピタルカフェ

女性専用外来は、婦人科や産婦人科といった女性特有限られた診療科目だけでなく、女性の心や体の不調を総合的に診てくれる外来です。

「性差にもとづく医療(Gender-Specific Medicine)」という考え方の下、「なんとなく不調だけれど何科にいけばよいかわからない」「女性医師に診てほしい」というニーズに応えて、2001年から増えはじめ、現在はすべての都道府県で開設されています。

「女性専用外来」は、医師、看護士、検査技師なども女性。同性ならではの、的確な診察、アドバイス、きめ細かな対応と気配りをしてくれます。

女性専用外来がある病院全国リスト

予約制としているところが多いですが、これなら安心して相談できますね。

婦人科系の病気と症状「女性専用外来」についてでした。

2006年05月23日

北海道札幌市の婦人科ガイド

北海道札幌市の婦人科(産婦人科)リンク集です。

札幌市以外の婦人科はこちらのページです。)


札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル - 札幌市北区 -
札幌市北区北十三条西4-20-1 tel.011-746-5505
パソコンや携帯から診療予約可能

札幌東豊病院 - 札幌市東区 -
札幌市東区北十七条東15-3-1 tel.011-704-3911
女性のためのトータル・メディカルケア

白石産科婦人科病院 - 札幌市白石区 -
札幌市白石区東札幌五条6-6-28 tel.011-862-7211
産科・婦人科。不妊相談

新札幌産科婦人科 - 札幌市厚別区 -
札幌市厚別区厚別東四条2-1-37 tel.011-898-1511
麻酔科医の管理の下、子宮筋腫や卵巣腫瘍などの婦人科手術も行っております。

はしもとクリニック - 札幌市厚別区 -
札幌市厚別区厚別中央2条1丁目4-15 tel.011-891-2633
診療内容、施設案内。妊婦検診、婦人科ガン検診、不妊症、更年期障害、避妊相談等。

アップルレディースクリニック - 札幌市北区 -
札幌市北区北八条西3-28札幌エルプラザ6F tel.011-736-8222
不妊治療、ガン検診、一般婦人科。思春期、更年期、性感染症外来、避妊相談。

神谷レディースクリニック - 札幌市中央区 -
札幌市中央区北二条西4北海道ビルヂング2F tel.011-231-2722
不妊・体外授精センターを持つ。生殖医療や不妊症Q&A等。

熊井マタニティクリニック - 札幌市西区 -
札幌市西区西野四条6-1-1 tel.011-666-2222
クリニック紹介やLDR方式の紹介、胎教教室やマタニティコンサートの案内等。

琴似産科婦人科クリニック - 札幌市西区 -
札幌市西区琴似二条3-2-30 tel.011-612-5611
妊娠と不妊、検査案内等。

清田ウィメンズクリニック - 札幌市清田区 -
札幌市清田区清田一条4-5-30 tel.011-886-4103
妊娠と出産、不妊症治療、中高年女性の健康管理を中心に診療。

大谷地産科婦人科 - 札幌市厚別区 -
札幌市厚別区大谷地東5丁目13番 tel.011-895-0303
低侵襲性手術、母親学級の実施。夫立会い分娩、父親のためのページ等。

月寒グロリアクリニック - 札幌市豊平区 -
札幌市豊平区月寒東三条16-3-8 tel.011-854-4103
個室を基本とした入院施設、診療案内。

青葉産婦人科クリニック - 札幌市厚別区 -
札幌市厚別区青葉町6-1-9 tel.011-893-3207
産婦人科、不妊治療、更年期外来診療を案内。

美園産婦人科小児科 - 札幌市豊平区 -
札幌市豊平区美園四条3-2-19 tel.011-824-0303
診療案内や乳幼児検診、育児栄養相談等について。

**その他北海道の婦人科情報・ここカラダ**
                           



                               婦人科相談室 婦人科系の病気と症状 TOPページへ

女性の身体の基礎知識

女性の身体は、大きくわけると、「少女期」「思春期」「成熟期」「更年期」「老年期」 の5つにわけられます。

それぞれの年代によって、気にしなければいけない病気も変わってきます。

自分の年齢と照らしあわせて、身体の変化をチェックしておきましょう。




(C)ホスピタルカフェ


少女期  0〜8歳

卵巣はその働きを休めているので、生殖機能はまだなく、体つきは男の子とあまり変わりません。


思春期  9〜19歳

乳房がふくらみ、陰毛が生え始めます。

10〜15歳ぐらいで初潮を迎えますが、初潮を迎えたとはいえ、すぐに安定した周期的な月経になるわけではありません。

2回目の月経が2〜3ヶ月先だったり、半年後になどということはよくあることです。

18歳〜20歳ぐらいで、ようやく安定した月経が来ますが、個人差によってかなり差があります。

18歳を過ぎても、初潮がない場合は、生殖器の異常や発育不全、性染色体の異常などが考えられるので、婦人科医の診察を受けましょう。

原発性無月経


成熟期(前期)  20歳〜30歳

体力的、精神的に妊娠、出産にもっともふさわしい時期です。

卵巣の機能は、20代後半でピークに達し、30代に入ると徐々に衰えてきます。

しかし、現代のように働く女性が増え、生活の多様化などで出産年齢も高齢になっています。


成熟期(後期)  31歳〜45歳

30代後半以降は成人病の発生率が高くなってきます。

子宮がん乳がんなどの検診を受けた方が良いでしょう。


更年期(前期)  46歳〜55歳

卵巣の機能は低下し始め、やがて閉経を迎えるまでです。

卵胞ホルモンの分泌も不十分になり、その為、他のホルモンとのバランスが崩れ、自律神経失調症が起こりやすくなってきます。

この時期に注意したいのは、何でもかんでも更年期障害と結びつけないことです。

がんをはじめとする生活習慣病の発生もこの時期がピークになっていますので、気になる症状があれば、必ず専門医に診てもらいましょう。


更年期(後期)  56歳〜64歳

外見的にも老化が目立ってきます。

皮下脂肪の分泌が減少するため、肌にはりがなくなり、白髪が目立ってきます。

また、ホルモン分泌のアンバランスは、骨粗しょう症や動脈硬化症を 起こす原因にもなります。


老年期  65歳以降

卵巣、膣、陰核などが縮小します。

膣壁は薄く、弾力性を失い、膣自体も狭くなり接触出血を起こしやすくなります。

また膣の自浄作用も衰え、炎症を起こしやすくなります。骨が折れやすくなり、内蔵機能なども低下します。




大切はことは、自分の身体の変化に気づいてあげることです。

気になる症状が長く続くようなら、婦人科や専門医を受診しましょう。


婦人科系の病気と症状「女性の身体の基礎知識」についてでした。

2006年05月20日

乳がん

婦人科系の病気「乳がん」 病気の症状・原因・治療について

乳がんの症状

・ 乳房にしこりがある。
・ 乳頭からの分泌物(血が混じる・茶褐色)。
・ 手を上げると乳房にへこみ、ひきつれができる。
・ 乳頭の湿疹・ただれ・びらん。
・ わきの下にしこりがある。(リンパ節が硬く触れる)

乳がんとまぎらわしい病気(乳がんホームページ)
乳がんのしこり・良性のしこり


乳がんとは?

日本人の女性で乳がんにかかる人は年々増加しており、現在、婦人科系の病気の中では
最も頻度の高いがん
です。

がんにかかりやすい人を「リスクの高い人」といいますが、母親や姉妹に乳がんになった人が
いる場合は、乳がんのリスクが少し高くなります。

カロリーの高い食事、脂肪の多い食事をよくとる肥満ぎみの女性や、初潮年齢の若い人、
閉経年齢の遅い人、子供の数が少ない人や子供のいない人、最初の出産年齢が遅い人も
リスクが高いと言われています。

また、乳がんで手術を受けた人のうち、100人に2〜3人の人は反対側の乳房にもがんの
できることがあり、特に母親や姉妹に乳がんの既往がある場合はそのリスクは大きくなります。


診断

1)自己検診

20歳を過ぎた女性は毎月、生理が終わって数日以内、閉経後や生理のない女性は
毎月決まった日(例えば毎月1日とか)に、しこりがあるかどうかを自分で検査することを
お勧めします。

大きな鏡で見ながら乳房のかたちの変化、くぼみの有無や皮膚の色の変化を調べたり、
自分で触ってしこりを探します。乳頭から分泌物があるかを調べましょう。
異常が見つかったらなるべく早く乳がん専門医を受診して下さい。

2)定期検診

30歳を過ぎた女性は、年1回の専門医による定期検診を受けましょう。自分で見つけることが
できないような小さなしこりが発見されることもあります。また、専門医がしこりの状態を
触診することによって、「乳がんらしいかどうか」がある程度はわかります。

浸潤性乳がん非浸潤性乳がん


乳がんの予防

海藻類に乳がんの予防効果
お酒や夜更かしで乳がんになる?
ウソのようなホントのニュース お味噌汁で乳がん予防?
食生活の改善・定期的な検診と自己検診が早期発見に繋がる


乳がんは早期発見で直る確率が非常に高い病気です。
また、自分でもしこりは発見できます。

しこりの小さい段階で発見・治療ができれば、5年生存率は95%以上になっています。

ちなみに私は乳がんの検診を2度ほど受けています。
大学病院と総合病院でしたが、どちらも乳腺症と診断されました。

気になったら病院で診てもらった方が安心ですよ。

少しでも疑わしいと思ったら、婦人科ではなく外科もしくは乳腺科のお医者様に行って
くださいね。

婦人科系の病気と症状「乳がん」についてでした。

子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)

婦人科系の病気「子宮内膜症」 病気の症状・原因・治療について

子宮内膜症の症状

病巣の発生部位と進行度によって異なりますが、疼痛、不正出血、不妊が主症状です。
疼痛とは月経痛、下腹痛(慢性骨盤痛)、性交痛、腰痛、肛門痛、排便痛などです。

これらの疼痛は初期には月経時のみですが、進行すると月経とは関係なく認められ日常
生活を著しく障害し、就労就学に破綻を来すことが多くなります。

ほっておくと不妊になったり、子宮や卵巣の摘出なんていう事態になってしまったりするので、
早期発見、早期治療が肝心です・・・


子宮内膜症とは?

子宮内膜症という病気は、一言でいうと「子宮の内腔以外の場所にも子宮内膜が生育して
いる病気」といえます。

子宮内膜は本来自分の身体の中(=子宮の内腔)に存在するものですが、あるべき場所
ではないところにもそれが認められるような病気である、ということです。

病気の根本は、実は単純にそれだけのことなのです。


しかし、このことが原因となって身体に現れる症状は意外に多岐に渡るものであり、しかも
その症状の中心にあるのは「痛み」である(生理痛、性交痛など)という点が最も問題になる
点であるといえるでしょう。

また、子宮内膜症は不妊症の原因にもなりうるという点も、大きな問題点の一つです。

一番多いのは30代の女性ですが、20代くらいから注意が必要! 
ナンと月経のある女性のうち10人に1人は子宮内膜症とも言われています。
婦人科の病気の中ではポピュラーな病気と言えるでしょう。

エストロゲン(女性ホルモン)依存性の病気なので、月経がある数が多ければ多いほど
(つまり妊娠・出産が減り、初潮年齢が早くなるほど)発育してしまいます。
ですから、患者数も急増中&若年化中。なんと昭和40年代に比べると患者数は3倍にも
増えているといわれています。

また、環境ホルモン(ダイオキシン)の影響もいわれています。(ダイオキシンは体のなかで
女性ホルモンと似た働きをするので子宮内膜症が増える原因になるといわれているのです。)


子宮内膜症の予防

いちばん大切なことは、痛み止めをむやみに使わないということです。
痛み止めは交感神経を優位にして、血行障害を招きます。月経痛に効くからと、
痛み止めに頼っていると、骨盤内の血流が悪くなり、子宮内膜症に移行するおそれが
あります。この点に十分気をつけてください。


不正出血、不正性器出血については不正出血.jpもご参照下さい。


婦人科系の病気と症状「子宮内膜症」についてでした。

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)

婦人科系の病気「子宮筋腫」 病気の症状・原因・治療について

子宮筋腫の症状

・無症状に経過し偶然に発見されることもあります。
・月経異常(過多月経、月経困難、遷延性月経)
・不正子宮出血
・下腹部痛、膨隆感、便秘 → 筋腫の肥大により周辺臓器を圧迫し起こります。
・不妊 → 筋腫によって子宮内腔や卵管を圧迫して起こります。


子宮筋腫とは?

子宮の筋肉に発生する腫瘍(かたまり)が子宮筋腫です。
良性の腫瘍です。がんのような悪性腫瘍と違い、生命をおびやかすことはありません。
また、子宮筋腫ががんになりやすいということはありません

子宮筋腫というのは、できる場所や大きさによって、引き起こされる痛みや月経血の量、
妊娠・出産への影響の出方に違いがあります。

症状のない人まで含めると、成人女性の3人から4人に1人が持っているといわれる、
きわめてよくある腫瘍です。

だから、筋腫が見つかったからといって、直ちに「自分は病気だ」「すぐに手術しなくてはならない」とパニックする必要はないのです。

特に症状がなく、他の臓器を圧迫したり、不妊の原因になっていたりするのでなければ、しばらく放っておいても大事には至りません。


子宮筋腫の原因

原因には女性ホルモンが影響していると考えられています。中でもエストロゲンの影響が大きいといわれています。初経が早くなるにつれ、エストロゲンの影響を受ける期間が長くなります。そのため子宮筋腫が多くなるというわけです。

また、同じ女性ホルモンのプロゲステロンが子宮筋腫の増殖に関与していることがわかっています。


子宮筋腫の治療

子宮ガンではないかを検査し確認します。

治療は手術療法が主ですが、日常生活に特に支障がない場合や更年期の時期の人などに対しては経過を見て手術をしない場合もあります。

<手術療法>
単純子宮全摘出術
子宮頸部を含めて子宮全体を摘出する手術のことです。


筋腫核出術
筋腫のみを摘出する手術のことです。
出産経験のない人や希望する人の場合に行われます。

子宮上部切断術
子宮体部を筋腫と一緒に摘出する手術のことです。

<その他>
手術療法が必要でない例では漢方療法を行うこともあります。


不正出血、不正性器出血については不正出血.jpもご参照下さい。

婦人科系の病気と症状「子宮筋腫」についてでした。

不正出血

不正出血とは、性器からの不正な出血すなわち月経以外の出血のことを
いいます。

思春期以前や閉経後に腟から出血がある場合も、不正出血となります。

微量出血のものから大量出血をするものまで様々です。


(C)ホスピタルカフェ

不正出血部位

・子宮  ・膣  ・外陰  ・卵管 など


不正出の原因

炎症、感染症、癌などの多くの病気が不正出血の原因となります。性的虐待などによる
外傷も出血の原因となります。

機能性子宮出血と呼ばれるタイプの不正出血は、ホルモンの変化によって起こります。
不正出血の原因の中には、特定の年齢層でよくみられるものもあります。

妊娠可能年齢での不正出血は、血液凝固の異常を伴う血液疾患(白血病、血小板数減少
など)、胞状奇胎子宮内膜症、良性腫瘍(子宮腺筋症、子宮筋腫、嚢胞、ポリープ)などが
あります。

癌が不正出血の原因となることもありますが、妊娠可能年齢の女性では比較的まれです。

外陰部からの出血は多くの場合けがによるものです。

閉経後の不正出血は、腟の粘膜が薄くなって起こる萎縮(いしゅく)性腟炎や、子宮内膜の
萎縮または肥厚(過形成)、子宮ポリープが原因で起こることがあります。

子宮頸部、腟、子宮内膜などの癌も出血の原因となります。


婦人科系の病気と症状「不正出血」についてでした。

不正出血、不正性器出血については不正出血.jpもご参照下さい。

卵巣茎捻転(らんそうけいねんてん)

婦人科系の病気「卵巣茎捻転」 病気の症状・原因・治療について

卵巣茎捻転の症状

突然起こる、激しい下腹の痛み。


卵巣茎捻転とは?

卵巣茎捻転は、卵巣にできる良性腫瘍に関係します。

良性腫瘍では、内診で触れた腫瘤は柔らかいものが大部分ですが、それでも放置すると
腫瘤の茎(軸)が捻転を起こすことがあります。この状態を卵巣茎捻転といい、突発的に
起きると子宮外妊娠に匹敵するくらいの激痛に見舞われれます。

徐々に捻転が起きた場合はそれほど痛みはありません。いずれもしても、適当な時期に
膿腫の切除を行う方がいいでしょう。


婦人科系の病気と症状「卵巣茎捻転」についてでした。

卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)

婦人科系の病気「卵巣嚢腫」 病気の症状・原因・治療について

卵巣嚢腫の症状

・かなり腫瘍が大きくなってから下腹部が膨れた感じがします。
・腰痛
・腹部を触れると腫瘍が分かります。
・巨大になると他臓器を圧迫し様々な症状が出てきます。
・嚢腫の茎の部分がねじれた場合、茎捻転が起こり下腹部に激痛が起こります。


卵巣嚢腫とは?

「卵巣嚢腫とはどんなものか」を簡単に理解しようとするならば、「卵巣に液状成分が溜まって
腫れている状態のこと」であると捉えておくと良いでしょう。

卵巣には実に多種多様の腫瘍が発生することが知られており、そのため過去に様々な分類法
がなされてきましたが、その中で経験的に「嚢胞状を呈するものには悪性のものはほとんど
ない」ということが知られていました。


卵巣腫瘍には良性のものと悪性のものがありますが、
卵巣嚢腫は漿液性、粘液性の嚢胞腺腫をまとめたものをいい良性腫瘍に属します。


卵巣嚢腫の種類と特徴

漿液性嚢胞腺腫・両側性に発生します。
・形は楕円形又は円形で、成人の頭くらいの大きさまで発育します。
・内容液は無色、淡黄色で透明、漿液性です。
・良性腫瘍ではありますが、悪性に変化しやすく続発性卵巣がんとなることがあります。


粘液性嚢胞腺腫・多くは片側性です。
・楕円形又は円形でそのまま放置すると巨大となり 腹腔全体を占めるほど大きくなります。
・内容液は淡白色、黄色、褐色の粘稠性のある液です。


卵巣嚢腫の治療

腫瘍の大きさにより違います。

鵞卵大以下
小さく良性と判断された場合には経過観察します。

鵞卵大以上
茎捻転やがん化する恐れがあるため手術療法などを行います。


手術
・卵巣嚢腫核出術
 (良性で両側性に存在する場合に行われます。)
・卵巣摘出術


婦人科系の病気と症状「卵巣嚢腫」についてでした。

バルトリン腺膿瘍(バルトリンせんのうよう)

婦人科系の病気「バルトリン腺膿瘍」 病気の症状・原因・治療について

バルトリン腺膿瘍の症状

膣の入り口の一部が赤く球状に腫れ、熱感や痛みをともないます。

痛みは圧迫されると強くなり、腫れが大きくなると歩いたり座ったりするのが困難になることも
あります。

急性期には発熱することも少なくありません。

細菌感染してバルトリン腺膿瘍になると、しこりは急速に増大し、発熱したり、激しい痛みが
生じます。


バルトリン腺膿瘍とは?

バルトリン腺は、セックス時に潤滑油のはたらきをする粘液を分泌する器官です。
その分泌液を排泄する開口部が、膣の入り口の左右にあります。

この開口部に細菌が感染し、化膿して赤く腫れた状態をバルトリン腺炎といいます。

原因菌の多くは大腸菌やブドウ球菌、連鎖球菌などの一般化膿菌ですが、淋菌によっても
起こります。

バルトリン腺炎が起こると、開口部も詰まって、分泌液がスムーズに排泄できなくなります。

その結果、腺内に粘液がたまった嚢胞(のうほう)がつくられる場合もあります。

これをバルトリン腺嚢腫(のうしゅ)といい、放置すると徐々に大きくなって、小指の先ぐらい
から鶏卵大のしこりになります。

嚢胞内で細菌が繁殖すると内部の液は膿(うみ)となり、皮膚も真っ赤に腫れ上がります。

この状態はバルトリン腺膿瘍(のうよう)と呼ばれます。

そのままにするといずれ嚢(ふくろ)は破れ、排膿が促されて一時的に治癒した状態になり
ますが、しばしば再発をくり返すケースが多く、早期にきちんと治療しておくことが大切です。


バルトリン腺膿瘍の治療

効果的に治療するためには、検査によって炎症を起こした細菌を特定するのがよいのですが、
検査の結果がでる前に抗生剤の投与をはじめてしまうほうが実際的です。

バルトリン腺炎の段階では、抗生剤の投与だけで症状がおさまることが多いのです。

バルトリン腺膿瘍を形成し、疼痛が強い場合には、局所麻酔をして、切開排膿する以外に
治療法はありませんが、排膿しただけで疼痛は急に軽くなるものです。小さいものはその
ままにしておいても差し支えありませんが、あまり大きいものや繰り返す場合は、摘出
手術が必要です。


バルトリン腺膿瘍の予防

尿や便中の細菌から感染することも多いので、お尻は前から後ろに向かってふきます。

また、セックスの前に手や外陰部をきれいに洗い、膣内が十分に潤ってからペニスを
挿入することも感染を防ぐポイントです


婦人科系の病気と症状「バルトリン腺膿瘍」についてでした。

月経困難症(げっけいこんなんしょう)

婦人科系の病気「月経困難症」 病気の症状・原因・治療について

月経困難症の症状

月経開始直前から、強い下腹部痛や腰痛、下腹部の膨満感などがある。
吐き気、おう吐、頭痛、めまい、立ちくらみなどの症状を伴うこともある。


月経困難症とは?

上記のように月経痛が強く、日常生活に支障があるなどの場合、月経困難症といいます。

月経困難症には子宮や卵巣に病気がある場合と、特に原因となる病気がない場合があります。

子宮や卵巣の病気があって起こる月経困難症を、続発性月経困難症といい、原因となる病気には子宮筋腫、子宮内膜症、子宮付属器炎、子宮内膜炎、子宮奇形などがあります。

病気がないのに起こる月経困難症を、原発性月経困難症といいます。
子宮を収縮させるホルモン分泌の過剰や自律神経失調症など心理的なもの、子宮発育不全や子宮の位置の問題が原因として考えられます。


月経困難症の改善

●プロスタグランジン合成阻害薬

プロスタグランジンが過剰に分泌されるために起こる月経痛や下痢、吐(は)き気などの症状に効く。インドメタシンの坐薬(ざやく)、メ フェナム酸、イブプロフェンなどの内服薬。プロスタグランジンは月経直前にもっとも多く分泌されるので、月経前に薬を服用すると症状がやわらぐ。


●漢方薬

患者の体質や症状に合わせて処方する。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などが有効。薬効が出るまで、2〜3カ月から1年くらい飲む必要がある。


月経痛には市販の鎮痛(ちんつう)剤を利用するのもよいでしょう。「月経痛は我慢しなければならないもの」と思い込んでいる人もいますが、その時期の短期間、鎮痛剤を使って快適に過ごす方が心身のためにもよい結果となります。痛みに対する恐怖心が薄れるだけで、自然に痛みが軽くなるケースも多いのです。
 
種類によっては眠気や胃が荒れるなどの副作用を起こすものもあるので、「この薬は合わないな」と思ったら別の薬を試し、相性のいい薬を探しましょう。ただし、鎮痛剤が効かないほど痛みが強くなった場合などは婦人科を受診した方がいいでしょう。


婦人科系の病気と症状「月経困難症」についてでした。

おりもの

女性が健康な状態でも分泌するおりもの。

正常な状態でおりものが増える状況としては、排卵期、月経前、妊娠中などがありますが、上記のような状況ではないのにおりものの量の増加、色や臭いの変化がある場合には性器の疾患、細菌感染、腫瘍といった婦人科系の病気が考えられます。

正常の場合は透明又は乳白色のおりものですが、下記のような色や臭いの変化に気がついたら婦人科に行かれることをおすすめします。

(C)ホスピタルカフェ


@酒粘状、クリーム状、チーズ状のようなおりもの
 カンジダ膣炎頚管炎などが疑われます。

Aおりものが茶褐色、もしくは出血が認められる。
 子宮癌、老人性膣炎といった疾患が疑われます。

Bおりものが黄色、膿性黄白色
 白血球、細菌が多く混入しているために色がつきます。
 細菌の種類によっては緑色を呈することもあります。

Cおりものから悪臭
 原因となっている疾患によって差がありますが、悪臭を伴うことがあります。

*そのほかおりものから考えられる婦人科の病気

おりものは健康のバロメーターとも言われていますので、チェックしておきましょう。


婦人科系の病気と症状「おりもの」についてでした。


おりものについてはおりものでわかる婦人科の病気もご参照下さい。

子宮がん

婦人科系の病気「子宮がん」 病気の症状・原因・治療について

一般的に子宮がんとよく言われていますが、子宮がんには2種類のがんがあります。

子宮頸がん
宮体がん

「妊娠した回数が多いひとがなりやすい」のは子宮頚がんで、「妊娠したことがない方がなりやすい」のは子宮体がんとも言われています。

もともと日本人の女性の子宮がんは9割が「子宮頚がん」で、日本人女性の子宮がんといえば「子宮頚がん」というくらい、圧倒的に多かったのですが、最近では子宮体がんが増えているため、現在では7〜8割くらいの割合になっているようです。


子宮頸がんと子宮体がんは場所と組織で違いがあり、子宮頚がんは発生にヒトパピローマウイルス(HPV)というイボをつくるウイルスの仲間が関係しているともいわれています。『早い時期に性交渉をはじめた』『性交渉の回数が多い』『出産数が多い』といったことで発生率が上がると言われています。


子宮体がんは50〜60歳の方に多く発症し、エストロゲンにさらされている期間が長いほどキケンが高くなります。つまり、『妊娠・出産したことのない人』です。乳がんのリスクとダブります。


婦人科系の病気と症状「子宮がん」についてでした。

婦人科系の病気を病名から調べる 【50音順】

婦人科系の病気一覧

婦人科系の病気を病名から調べたい方は、

右サイドバーの婦人科相談室サイト内検索で病名を入力するか、

こちらのページから(あ行からわ行まで50音順になってますので)

該当ページへ行き、病名をクリックして調べてみてください。

尚、当サイトでは婦人科で診察を受ける病気だけでなく、女性に多くみられる病気なども
掲載しております。

その場合病気によっては、婦人科で診察を受けるのではなく、専門医に診察してもらわ
なければならない病気も含まれています。



病名から調べる婦人科系の病気
婦人科の病気 あ・か行
婦人科の病気 さ行
婦人科の病気 た行
婦人科の病気 な行
婦人科の病気 は行
婦人科の病気 ま・や・ら・わ行

婦人科系の病気を病名から調べる 【あ行・か行】

婦人科系の病気 【あ行・か行】

詳しい病気の症状や原因等、病名をクリックするとご覧いただけます。


黄体機能不全(おうたいきのうふぜん)

おりもの

外陰炎(がいいんえん)

外陰がん(がいいんがん)

外陰掻痒症(がいいんそうようしょう)

外陰パジェット(ページェット)病

陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)

機能性子宮出血(きのうせいしきゅうしゅっけつ)

急性外陰潰瘍(きゅうせいがいいんかいよう)

急性化膿性乳腺炎(きゅうせいかのうせいにゅうせんえん)

クラミジア感染症(くらみじあかんせんしょう)

毛ジラミ症(けじらみしょう)

月経困難症(げっけいこんなんしょう)

月経前緊張症(げっけいまえきんちょうしょう)

月経前症候群(げっけいまえしょうこうぐん)

原発性無月経(げんぱつせいむげっけい)

更年期障害(こうねんきしょうがい)

高プロラクチン血症(こうぷろらくちんけっしょう)

帯下(こしけ)

骨粗しょう症(こつそしょうしょう)

骨盤内腹膜炎(こつばんないふくまくえん)

婦人科系の病気を病名から調べる 【さ行】

婦人科系の病気 【さ行】

詳しい病気の症状や原因等、病名をクリックするとご覧いただけます。


細菌性膣炎(さいきんせいちつえん)

子宮外妊娠(しきゅうがいにんしん)

子宮下垂(しきゅうかすい)

子宮がん(しきゅうがん)

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)

子宮頸がん(しきゅうけいがん)

子宮頚管炎(しきゅうけいかんえん)

子宮頚管ポリープ(しきゅうけいかんぽりーぷ)

子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)

子宮体がん(しきゅうたいがん)

子宮脱(しきゅうだつ)

子宮膣部びらん(しきゅうちつぶびらん)

子宮内膜炎(しきゅうないまくえん)

子宮内膜がん(しきゅうないまくがん)

子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)

子宮内膜増殖症(しきゅうないまくぞうしょくしょう)

子宮肉腫(しきゅうにくしゅ)

子宮発育不全症(しきゅうはついくふぜんしょう)

子宮平滑筋肉腫(しきゅうへいかつきんにくしゅ)

習慣流産(しゅうかんりゅうざん)

絨毛がん(じゅうもうがん)

処女膜閉塞(しょじょまくへいさ)

神経性食欲不振症(しんけいせいしょくよくふしんしょう)

浸潤性乳がん(しんじゅんせいにゅうがん)

性器ヘルペス(せいきへるぺす)

性交後出血(せいこうごしゅっけつ)

生理痛(せいりつう)

切迫流産(せっぱくりゅうざん)

尖形コンジローム(せんけいこんじろーむ)

前置胎盤(ぜんちたいばん)

早発閉経(そうはつへいけい)

婦人科系の病気を病名から調べる 【た行】

婦人科系の病気 【た行】

詳しい病気の症状や原因等、病名をクリックするとご覧いただけます。


ターナー症候群(たーなーしょうこうぐん)

多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)

多毛症(たもうしょう)

膣がん(ちつがん)

膣カンジタ症(ちつかんじたしょう)

膣前庭乳頭症(ちつぜんていにゅうとうしょう)

膣壁裂傷(ちつへきれっしょう)

チョコレート嚢腫(ちょこれーとのうしゅ)

鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)

トキシックショック症候群(TSS)(ときしっくしょっくしょうこうぐん)

トリコモナス膣炎(とりこもなすちつえん)

婦人科系の病気を病名から調べる 【な行】

婦人科系の病気 【な行】

詳しい病気の症状や原因等、病名をクリックするとご覧いただけます。


乳がん(にゅうがん)

乳管内乳頭腫(にゅうかんないにゅうとうしゅ)

乳腺炎(にゅうせんえん)

乳腺症(にゅうせんしょう)

乳腺線維腺腫(にゅうせんせんいせんしゅ)

乳腺嚢胞(にゅうせんのうほう)

乳腺葉状腫瘍(にゅうせんようじょうしゅよう)

乳房パジェット病(にゅうぼうぱじぇっとびょう)

乳漏症(にゅうろうしょう)

乳輪下膿瘍(にゅうりんかのうよう)

妊娠中毒症(妊娠中毒症)

婦人科系の病気を病名から調べる 【は行】

婦人科系の病気 【は行】

詳しい病気の症状や原因等、病名をクリックするとご覧いただけます。


排卵期出血(はいらんきしゅっけつ)

バルトリン腺膿瘍(バルトリンせんのうよう)

冷え性(ひえしょう)

非浸潤性乳がん(ひしんじゅんにゅうがん)

非特異性膣炎(ひとくいせいちつえん)

腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)

不正出血(ふせいしゅっけつ)

プチ更年期(ぷちこうねんき)

不妊症(ふにんしょう)

胞状奇胎(ほうじょうきたい)

ポリープ状異型腺筋腫(ぽりーぷじょういけいせんきんしゅ)

婦人科系の病気を病名から調べる 【ま・や・ら・わ行】

婦人科系の病気 【ま・や・ら・わ行】

詳しい病気の症状や原因等、病名をクリックするとご覧いただけます。


無排卵性周期症(むはいらんせいしゅうきしょう)

卵管炎(らんかんえん)

卵管がん(らんかんがん)

卵巣過剰刺激症候群(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)

卵巣がん(らんそうがん)

卵巣茎捻転(らんそうけいねんてん)

卵巣機能不全(らんそうきのうふぜん)

卵巣腫瘍(らんそうしゅよう)

卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)

卵胞期短縮症(らんほうきたんしゅくしょう)

淋病(りんびょう)

卵巣過剰刺激症候群(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)

婦人科系の病気「卵巣過剰刺激症候群」 病気の症状・原因・治療について

卵巣過剰刺激症候群とは?

不妊治療のために投与される排卵誘発剤による卵巣刺激の結果として起こる、排卵後に
卵巣が腫大し、腹腔に水が貯まるなどの副作用のことです。

多嚢胞性卵巣症候群の方は卵巣過剰刺激症候群になりやすいようです。

卵巣過剰刺激症候群を避けるために排卵のきっかけを作るhCG注射をおこなわず排卵
誘発を中止することも考えられます。

クロミッドという内服薬でも起こりえますが、頻度は1%以下と考えられ、ほとんどは性腺刺激
ホルモンという注射(基本的には連日注射)によって起こります。

妊娠が成立した場合、赤ちゃんが卵巣を刺激するhCGをつくるため、さらに症状は悪化して
しまいます。


卵巣過剰刺激症候群の症状

症状は腹満感、腹痛、お腹がふくれてくる(スカートがきつくなる)、急激な体重増加、尿が
出にくくなる、息苦しさなどです。

重篤な場合には呼吸困難、肺水腫、血栓症、脳梗塞、卵巣破裂、卵巣茎捻転などがおこる
ことがあります。

重篤な卵巣過剰刺激症候群の場合にはただちに治療が必要です。

いずれにしても上記の症状があらわれたら、婦人科担当医にご相談ください。


婦人科系の病気と症状「卵巣過剰刺激症候群」についてでした。

女性に多くみられる骨粗しょう症(こつそしょうしょう)

女性に多くみられる骨粗しょう症 病気の症状・原因・治療について

骨粗しょう症の症状

骨粗しょう症背骨が圧迫骨折を起こすと、立ち上がるときや物を持ち上げるときに
背中や腰に痛みが生じるようになったり、背骨が曲がって身長が縮んできます。

背骨が曲がると消化器系のはたらきも悪くなり、腹部の膨満感や便秘、痔なども
起こりやすくなります。

また、ちょっと転んだり、尻もちをついただけで足や腕のつけ根、手首などの骨を
骨折しやすくなります。


骨粗しょう症とは?

骨から主成分のカルシウムが溶け出してしまうために、その中にある骨組織(骨量、
骨密度)が減ってしまった状態です。つまり、骨の大きさは変わらないのに、骨の中が
軽石やスポンジのようにスカスカになって、大変にもろくなります。

全身の骨が骨折しやすくなりますが、とくに負担のかかりやすい太ももの骨の付け根
(大腿骨頸部)や背ぼねの骨(脊椎)の骨折がおこりやすくなります。

大腿骨頸部骨折はもちろんのこと、脊椎の圧迫骨折も脊髄(せきずい:脊椎の中を走る
神経)を圧迫するために歩行障害などを引き起こし、「寝たきり」の大きな原因となって
います。

骨粗鬆症の患者数は、男性が約100万人といわれているのに対して、女性では
800万人に迫っており、その予備軍を含めると約2000万人と推定されています。















(C)ホスピタルカフェ

骨粗しょう症が女性に多い原因は?

閉経後の女性が骨粗しょう症になりやすいのは、骨にカルシウムを運ぶ作用をしている
女性ホルモンのエストロゲンが急速に減少し、骨の再生力が低下するためです。

こうした生理的変化に、骨を構成するカルシウムやカルシウムの吸収を助けるビタミンDの
摂取不足、運動不足、さらにはカルシウムの吸収を妨げ、排泄を促進するカフェイン、
アルコールのとりすぎや喫煙などの生活習慣が加わって、骨粗しょう症は発症すると考え
られています。

最近では若い女性にも骨粗しょう症になる人が増えています。

原因は過度なダイエットによる栄養失調やホルモンバランスの乱れ、運動不足などです。


骨粗しょう症にならないためには?

若いうちから、バランスの良い食事を心がけ(特に、カルシウムをきちんと摂りましょう。)
適度な運動をしましょう。


婦人科系の病気と症状「骨粗しょう症」についてでした。

2006年05月14日

非特異性膣炎(ひとくいせいちつえん)

婦人科系の病気「非特異性膣炎」 病気の症状・原因・治療について

非特異性膣炎の症状

黄色や茶褐色、緑色の悪臭のあるおりものが増えます。

かゆみはあまり感じませんが、膣は腫れて赤くなり、セックスの時に痛みや出血を生じたり、
排尿痛をともなう場合があります。

感染が広がると、外陰部が赤く腫れてくることもあります。


非特異性膣炎とは?

健康な女性の膣内は、エストロゲン(卵胞ホルモン)の作用によって酸性に保持され、
外部からの細菌の侵入・増殖を阻止しています。

これを膣の自浄作用といいます。

この膣の自浄作用を突破して病原菌が侵入し、膣の粘膜に感染すると炎症が起こります。

このうち、おりものを検査しても病原菌が検出されず、原因のはっきりしないものを非特異性
膣炎
と呼び、多くは膣の自浄作用の低下によって、膣内でブドウ球菌、連鎖球菌などの
常在菌が増殖し、炎症が引き起こされたと考えられます。















(C)ホスピタルカフェ

非特異性膣炎の原因

膣の自浄作用が低下し、膣炎を起こしやすいのは、

@たとえば風邪をひいているときや偏食が続いて栄養状態が悪いなどの
 全身の体力・抵抗力が落ちた状態にあるときです。

A膣の自浄作用は女性ホルモンが調整するため、ホルモンの変調をきたす妊娠中や
 産後、更年期も膣炎を発症しやすい時期といえます。

Bタンポンやコンドーム、ペッサリーなどの避妊具の抜き忘れも膣壁を傷つけ、細菌の
 繁殖を促す一因です。

C不衛生なセックスや下痢などによって外部から細菌が侵入し、膣炎が引き起こされる
 場合もあります。


非特異性膣炎の治療

膣内に異物があれば取り除き、膣内をよく洗浄した上で、抗生物質を含む膣剤や内服薬を
用います。

通常は1週間から10日の投薬で治ります。


婦人科系の病気と症状「非特異性膣炎」についてでした。

おりものについてはおりものでわかる婦人科の病気もご参照下さい。

生理痛

婦人科系の病気「生理痛」 病気の症状・原因・治療について

生理痛は2種類に分けられます。

一般的に生理痛と言われているのが機能性月経痛です。
もうひとつは何らかの病気が原因となってる器質性月経痛です。




(C)ホスピタルカフェ

機能性月経痛の原因

@子宮の収縮ホルモンが多い

月経のとき、剥がれ落ちた子宮内膜を外に出すために、子宮内膜から『プロスタグランジン』と
いうホルモンが分泌されます。

ところが、このホルモンがくせもので出産時に大量に分泌されて陣痛を起こすものだといえば、
大体のイメージはつかめると思います。

きちんと月経血を体外にだすために必要なものなのですが、多すぎると必要以上に子宮が
収縮して子宮の血のめぐりが悪くなってしまい、その結果、痛みがおこるといわれています。

A子宮口が狭い

子宮口が狭いということにも原因があります。

子宮がまだ発育しきっていない10代〜20代前半の方や、出産経験の無い方は、子宮口が
狭くて硬いので、ドロッとした月経血がスムーズに押し出されずに、痛みが起こりやすいのです。

この機能性月経痛は出産を経験すると少し楽になります。

10代のころのひどい月経痛は、子宮が成熟してくるとだんだん軽くなることが多いのです。

Bストレス、冷え、慢性的運動不足

ストレスや過労、不規則な生活やバランスのとれていない食生活も自律神経の失調状態を
おこし、痛みをひどくしたり、冷えや運動不足も血流の悪化を招き痛みをひどくする原因となり
ます。


器質性月経困難症の原因

原因となる主な病気は、子宮内膜症子宮筋腫、子宮の位置異常などです。

あまりに強い痛みのある方、月経量が多い方、だんだん月経量が増えてきた方、年々
月経痛がひどくなる方は、上記の病気も考えられます。

婦人科で診てもらって子宮内膜症や子宮筋腫などの病気がないかを確認することを
おすすめします。

(*機能性であっても、器質性であっても日常生活に支障があるなどの場合、月経困難症
いいます。)

婦人科系の病気と症状「生理痛」についてでした。

子宮外妊娠

婦人科系の病気「子宮外妊娠」 病気の症状・原因・治療について

子宮外妊娠の症状

無月経、不正性器出血(外出血)、下腹部痛など

子宮内でなければ順調に胎児が発育する場所がなく、その場所で流産になったり、
卵管が破裂したりして、出血が腹腔内にたまってくるため、下腹部痛が起こります。

少量の性器出血が持続することが多く、腹腔内出血の量と速さにより、程度の異なる
下腹部痛が起こります。


子宮外妊娠とは?

受精卵が、子宮内腔以外の場所に着床して発育することを子宮外妊娠と言います。

全妊娠に対して占める割合はおよそ1%前後であるといわれ、発生頻度としては流産の
約10分の1に相当します。

初産比べて経産に多く(80%)、特に1回経産婦が最も多いことも特徴です。

ほとんどは卵管内に妊娠したものです。まれには卵管の付け根、子宮頸管、卵巣、腹膜
表面に妊娠します。











(C)ホスピタルカフェ

子宮外妊娠の検査と診断

尿の妊娠反応が陽性にもかかわらず、超音波検査では子宮内に妊娠の部位が見つから
ない場合に、子宮外妊娠が疑われます。

正常妊娠のごく初期や、ごく初期の子宮内の流産も同じようにみえるので、慎重な判断が
必要です。

症状がないことが多く、症状が軽いほど診断に時間を要します。腹腔鏡で確認する場合も
あります。


子宮外妊娠の治療

腹腔鏡または開腹手術により、妊娠部位を見つけます。

卵管ごと切除する方法と、妊娠組織を除去して止血し、そのまま卵管を残す方法があります。

卵管を取れば、そちら側の卵管では妊娠できなくなります。残した卵管でも、再び子宮外
妊娠が起こることがあります。

婦人科系の病気と症状「子宮外妊娠」についてでした。


不正出血、不正性器出血については不正出血.jpもご参照下さい。

2006年05月09日

黄体機能不全(おうたいきのうふぜん)

婦人科系の病気「黄体機能不全」 病気の症状・原因・治療について

黄体機能不全(おうたいきのうふぜん)の症状

月経周期が全体として短縮したり、黄体期、すなわち予測される月経の発来前約2週間に
異常出血を起こしたりします。


黄体機能不全(おうたいきのうふぜん)とは?

黄体とは、卵巣で卵胞が排卵したあとに変化してつくられる器官です。

主にプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌し、受精卵の子宮内膜への着床や妊娠の
維持に重要な役割を果たしています。

黄体機能不全とは、黄体からのホルモン分泌が不十分になったり黄体の存続そのものが
短縮する状態を指し、不妊症の原因にもなります。

不妊症患者の約10%が黄体機能不全とも言われています。


黄体機能不全(おうたいきのうふぜん)の診断

黄体機能不全かどうかを調べるのに欠かせないのが、基礎体温の測定です。

高温相に入る時の温度の上がり方が鈍かったり、高温相と低温相の温度差がほとんど
なかったり、高温相が10日以内と短いケースも黄体機能不全が疑われます。


黄体機能不全(おうたいきのうふぜん)の治療

黄体機能不全の原因となっている因子に対する治療が主となります。同時に、全身性の
病気がある場合は、その治療も行います。

中枢機能の不整のために排卵が正しく起こらない状態と考えられる場合には、積極的な
排卵誘発療法が行われます。これに、黄体期での黄体ホルモンなどの補充を加えることも
あります。

ただし、これらは妊娠を望む人に行われる治療であり、妊娠を希望しない人には必ずしも
必要ではありません。

婦人科系の病気と症状「黄体機能不全」についてでした。


2006年05月05日

女性に多くみられる腹圧性尿失禁

女性に多くみられる腹圧性尿失禁について

咳・くしゃみ、大笑い、立ちあがった拍子、重いものを持ち上げたとき、
買物袋を持って歩くときなど・・・

こんな時にもれたら腹圧性尿失禁です。

たいていは、骨盤を支えている組織が弱くなって、おなかに力が入った時に尿道や
膀胱がぐらぐらと動くようになり起こるものです。

病気というよりは、起こりやすい体質に妊娠・出産・老化などという要因が加わって生じる、
と考える方が良いでしょう。

日本の成人女子の約35%、つまり約3人に1人は尿失禁経験者といわれています。

当然のことながら年齢がいくにしたがってその率が増えて、40、50歳代では40%を越す方が
経験しているのです。

盤底筋体操や手術で治療できます。


女性に多くみられる腹圧性尿失禁でした。

性交後出血

婦人科系の病気「性交後出血」 病気の症状・原因・治療について

性交後出血の原因

性交渉時、あるいは性交後に不正出血に気づくことがあるかと思います。
この場合、性交時出血なのか性交後出血なのかは分かりませんが、大差ありません。

性交後出血が起こる原因として考えられる病気

 1.膣炎
 2.びらん
 3.子宮頸官ポリープ 4.子宮頸がん
 5.排卵期出血
 6.月経開始
 7.傷
 8.ヘルペス
 9.クラミジア
 10.子宮体がん
 11.膣がん
 12.子宮筋腫など

性交に慣れていない方や閉経後の方の場合、陰茎挿入時に腟の入口が切れて出血する
ことがあります。少し切れているくらいなら自然に止まります。また膣の奥の方に傷ができて
縫わないと止まらないこともあります。

閉経後の方は、女性ホルモンの作用が無くなって、膣壁が薄くなり、性交の刺激で出血する
場合もあります。


性交後出血の原因となるもので最も怖いのは、子宮頚がん、子宮体がん、膣がんなどの
がんです。婦人科で子宮がん検診を受けましょう。

性交後出血で一番多い原因は、子宮の入り口にびらんがあり、膣の炎症が重なり、
びらんや膣壁が充血していて、摩擦・刺激が加わって出血する場合です。

本人には原因が分からない場合がほとんどなので、婦人科で診てもらいましょう。

婦人科系の病気と症状「性交後出血」についてでした。


不正出血、不正性器出血については不正出血.jpもご参照下さい。

不妊症

婦人科系の病気「不妊症」 病気の症状・原因・治療について

不妊症を定義するとすれば、「正常の男女が、正常の性行為をして、2年間妊娠しないこと」
とされています。

妊娠しようと思ってから2年しても妊娠しない場合を不妊症といいます。

男性と女性の、片方でも、どちらもが悪くても、またどちらも異常がなくても、その二人の間に
妊娠しない場合を不妊症というのです。


不妊症の原因

ホルモンのバランスが悪くてよい卵子が育たなかったり、子宮内膜症が原因で着床が
できなかったり、生理不順が原因であったり、不妊症の症状も様々です。

最近は男性の不妊症も増えてきています。精子の数が少なかったり、元気がなかったり
することが主な原因のようです。

不妊症の原因の約3分の1は男性にあり、残り3分の2が女性側あるいは男性と女性の
相性が原因だという統計もあります。


女性の場合の不妊症の大きな原因は卵子の未発達です。
妊娠に理想的な卵胞は直径20mmですが、不妊症の女性の卵胞はずっと小さく、この
半分にも満たないこともあります。

この状態では卵子が精子と出会えても着床できない場合が多いのです。

卵胞が未発達なのは、ホルモン分泌が正常でないからです。ホルモン分泌の異常は、
生理不順・生理痛や基礎体温の異変など様々な形で表れます。

こうした異変をほっておくと、不妊症という残念な結果をもたらす可能性が高くなりますので、
なるべく早く適切な治療を受け、体質の改善を図った方がいいでしょう。


不妊症の種類

一度も妊娠したことのない場合を「原発性不妊」といいます。

これに対し、一度妊娠したことがあり、一人目は出産できても二人目の妊娠がみられない
場合を「続発性不妊」といいます。

例えば、自然流産や、子宮外妊娠など、一度でも妊娠したことがある人は「続発性不妊」です。

「続発性不妊」の原因はさまざまで、妊娠、出産により子宮や卵管などにダメージを受けたり、
感染症にかかってしまって卵管が詰まってしまったりという場合があります。


婦人科系の病気と症状「不妊症」についてでした。